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「部屋別・空気中の有害物質浄化植物リスト」

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インフォグラフィック作成:@wsra

 各地方の梅雨入りが気象庁から発表されています。わたしたち人間にとってはうっとおしい時期ですが、植物はいっそう生き生きとし始めます。植物は人間に沢山の恩恵をもたらしてくれますが、ここではそのひとつである植物の空気浄化能力について取り上げてみます。

 アメリカ航空宇宙局は25年を費やして行った研究結果から植物の空気浄化能力についての発表をしています。なぜNASAがこのような研究をしているのでしょう?  宇宙ステーションで使われている建材からはホルムアルデヒド、ベンゼン、トルエン、キシレン、トリクロロエチレン、アンモニアなどの有害物質が発生しており、人によっては倦怠感やめまい、頭痛、湿疹、のどの痛み、呼吸器疾患などの症状があらわれることがあります。シックハウス症候群の名でも知られていますね。そういった症状をもたらす有害物質を、密閉されたステーション内から除去するべく、植物に秘められた能力について研究しているのだそう。

 植物の空気浄化プロセスはこうです。まず葉の気孔から有毒物質を含んだ空気を取り入れ、有毒物質の30%を葉で吸収します。残りの70%は根に運ばれ、根の周囲にいる微生物が吸収分解します。植物が自然に行っている呼吸、光合成などの活動が人間にもメリットをもたらしてくれるわけです。

 このインフォグラフィックは、フランスのエコロジー・サイト(リンク先: http://www.24pm.fr)が発表した、どの部屋にどの植物を置くと効率よく空気を浄化してくれるかを表した、いわば緑の換気扇リスト。ただし、植物が枯れる時には、それまでその植物が吸収してきた有害物質が全部土の方に吸い取られてしまうため、土の再利用はしないことが大前提です。

 二酸化炭素を吸収し酸素を排出するだけでなく、そのうえ浄化までしてくれるとは驚きですよね。植物の緑色には、目の疲れを柔らげたり、大脳皮質の働きを活性化する働きがあり、室内に植物を置くだけでも疲労回復や持久力にプラスの効果をもたらすことがわかっています。また、湿度が低くなる冬場には葉や植木鉢の土からの加湿効果も期待できます。植物の栽培過程を利用した「園芸療法」は医療や福祉の現場でリハビリに使われることもあるぐらいなんですよ。生活に取り入れるなら、多くの植物の種まきや植え替えに最適なこの季節に是非。

※植物の中には毒が含まれているものもあります。乳幼児やペットのいるお宅では注意が必要です。

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フランスの女性ジャーナリスト、マティルド・セレルが書いた『コンバ』には、「オフィスの汚染を除去しよう」など

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2016-07-29 | Posted in インフォグラフィックComments Closed 
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