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〝航空会社がダイエット〟する理由とその方法

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インフォグラフィック作成:@wsra

 

 2014年のゴールデン・ウィークはいわゆる 飛び石連休のため旅行者の減少が予想されましたが、実際は国内/海外を合わせて、旅行に出る人の総数は 2,243万6千人もいるそうで、これは過去3番目に大きい数字とのこと。今ごろは、きっと例年以上に飛行機で移動されてる方が多いはずですね。

 私たちが支払うその航空券代はそもそもが高額なのに、最近ではさらに燃油特別付加運賃(オイル・サーチャージが上乗せされています。この制度が導入された背景にあるのは燃油価格の高騰です。燃油代は航空会社の支出経費のなかで最大のものでありながら国際情勢の影響を受けやすく、その単価は日々変動しつつも航空会社の経営を圧迫し続けるので、利用客にもそのうちの一定金額を負担して欲しいというわけです。それにもかかわらず、世界には燃油代の影響で倒産に追い込まれ、経営再建中の航空会社もいくつかありますし、また、どうにか生き残っている会社であっても、この経費が死活問題であることに変わりはありません。

 そこで各航空会社はあの手この手で機体の総重量を減らし、燃料の節約につとめています。このインフォグラフィックは各航空会社がをする理由とその方法を表したものですが、これ以外にも様々なアイデアがあるようで、たとえばインドのある航空会社では、「比較的体重の軽い女性乗務員を集中採用する」という思い切った方法が採られています。また、あるノルウェーの経済学者は「太った乗客には航空券代に追加料金を課すべき」と主張する論文を発表して物議を醸しましたが、実際に、肥満体の乗客に対し二席分の航空券を購入するよう求めている航空会社も複数あります。隣席の乗客への配慮が建前ですが、これも燃料代に苦しむ航空会社の救済策になり得るのかもしれません。

 スプーンやフォークの柄の部分を細くすることで1本当たり2グラム軽くしたなどという涙ぐましい努力の話を聞くと、少しでも荷物を減らして協力しようという気持ちにもなりますね。飛行機は大量のCO2を排出しながら飛んでいますから、機体の重量を減らすことは航空会社の経営のみならず、エコロジーの視点からも望ましいわけです。これ以上荷物を減らせないという場合は、搭乗前にトイレに寄ってささやかな協力をしてみるのもいいかも?

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 フランスの女性ジャーナリスト、マティルド・セレルが書いた『コンバ』には、「あなたのVOLの埋め合わせをしよう」などエコロジー関連のトピックが満載。今日から1人でもできるアクションが多数紹介されています。

2016-07-29 | Posted in インフォグラフィックComments Closed