出版便り

『東京の交通100年博』と『都電懐かしの街角』

 両国の江戸東京博物館で開催されている『東京の交通100年博』に行ってきました。

 今では、地下鉄が都民の主要な交通手段ですが、明治から昭和40年代までは、「都電」が都民の足だったわけです。

 東京オリンピックに照準を合わせた都市開発により地下鉄がどんどん伸びて「首都圏」は大きく拡大していくわけですが、都電が走っていた路線内こそが由緒正しき「東京圏内」だと思いました。つまり当時の感覚では都電の路線外は、「東京の郊外」という感覚。

 だから、今と比べて都民の距離と時間の感覚ももっとゆったりしていたんだろうなと思いました。

 東京の100年間にわたる交通の歴史を俯瞰できる展覧会です。


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2011-07-20 | Posted in 出版便りComments Closed 
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