うから日々のメモ(社員雑記)

鶏口となるも牛後となるなかれ

女子はピンクレディー、男子はスーパーカーブーム熱中し、『ドカベン』や『マカロニほうれん荘』が連載されていた『少年チャンピオン』、『サーキットの狼』が連載されていた少年ジャンプを夢中に読み漁っていた時代。

そんな私が小学校3年生の時に担任の先生が毎朝一つ故事成語を紹介してくださったのですが、ある日の言葉に〈鶏口となるも牛後となるなかれ〉というのがあり、その故事成句がとても心に刺さりました。広辞苑をひくと史記の戦国策の中にある文句で、意味は「小さい集団であってもその中で長となる方が、大きな集団の中でしりに付き従う者となるよりは良い」という意味です。

 なぜその故事成句に感心してしまったのかは思い出せませんが、以来いろんな局面でその言葉が浮かんできて、この文句に魅入られたおかげで、最初は大きな組織の会社に入ったものの、どんどん小さな会社に移り、ついには自分で法人を立ち上げるという事態となって、これまで紆余曲折の道を辿りながら今に至っています。

 今は言葉や文字を扱う仕事をしていますが、世の中は言葉から出来ていて、力は言葉に宿っているのだとつくづく思います。言霊はあらゆるところの宙に舞っていて、人口を介して移動、拡散しています。ポジティブな言葉があふれている場所は前向きな気が満ち、逆もまたしかりです。だから何かを目標にしたり、コトをなしたい場合は、そのことに関連する言葉を見つけて口に出して、語り続けるということが大事なのではないかと思います。

 言霊や呪い超常現象をテーマにした傑作小説を紹介します。

 中島らもの『ガダラの豚』です。

2016-09-01 | Posted in うから日々のメモ(社員雑記)Comments Closed