うから日々のメモ(社員雑記)

東広島市地域資源視察

 一日のみの突貫日程で東広島市の視察に行ってきました。


 広島空港から河内町へ


 東広島市河内町宇山地区。
 ここはのどかで鄙びた山村です。
 今回の訪問は3月上旬。春は近いとはいえ、まだまだ冬枯れの風景ですが、山の木々は豊富、春から秋にかけてはさぞ美しいことでしょう。




 その宇山地区の廃校となってしまった宇山小学校の校舎を利用して運営されているのが「さわやか茶屋」です。ここでは「そば打ち体験」もできるとか。まず初めの目的地です。

 途中、看板がさりげなくでていて道幅も狭く、くねくねしていて本当にたどり着けるのかどうかちょっと心配になりますが、看板の表示通りに山道を登りきったところに校舎は現れます。





 ちょっとしたドキドキ、ワクワク感を味わえる道程なので、ドライブコースやサイクリングコースの目的地として最適だと思います。
 ちなみに近くにサイクリングロードもあります。







 
 いい感じです。

 過疎と少子化の流れはこの町の小学校を廃校に追いやりました。かつては山の元気な野生児たちの歓声や笑い声なんかがこだまする情景を想像してちょっと寂しくなりました。
 山間の棚田に小さな小学校という風景はノスタルジックな雰囲気抜群で、子供の頃の記憶が蘇ってきます。

 運動場に体育館やプールもそのまま残ってます。






 校舎には、懐かしい匂いが漂っていてます。






 ところが!大変残念なことに予定がいきなり押してしまい、肝心のそばを食べ損ねるという大失態は悔やんでも悔やみきれません。





 東京に住んでいて、広島空港、西条からともに車で1時間近くかかる場所なため、免許を持っていない身には再訪にはかなり高いハードルがありますが、強い意志と執念でこの無念は必ずや果たしたいと思います。



 瀬戸内に面する安芸津


 河内町を後にして、東広島市の沿岸部の町、安芸津町へ。
 ここは瀬戸内の多島美が美しい港町です。
 かきの名産地で、海にはあちこちにかき養殖の筏を見ることができます。

 安芸津は、西条とゆかりの深い土地です。江戸時代に広島の酒は三原が生産の中心でしたが、日本酒の生産に適した硬水で作られた灘などの上方のおいしい酒が入ってきて、このあたりの酒産業を脅かしました。
 そこにこの地の軟水に適した醸造で銘酒を作れないものかと、安芸津出身の三浦仙三郎という人が現れて、ついにこの軟水での日本酒の醸造法を開発します。それは、発酵力が弱く、酒造りに不向きとされてきた軟水から、低温で醸しあげることでキメの細かい吟醸酒を造り出す方法です。そこから広島の酒はうまい!ということで全国に有名になります。
 この人の偉いのは、その技術をすべてオープンソースにして、この醸造法をマスターした杜氏を育てたことです。
 その杜氏たちが、西条で酒造りを始めたことで、西条の酒が銘酒として有名になっていったわけです。

 この三浦仙三郎にゆかりの深い神社が、安芸津の港を見下ろす高台にある「榊山八幡神社」です。由緒書きによると宇佐神宮から神様を招いたとあります。
 境内には三浦仙三郎の像や、彼が寄進した酒甕や酒樽の石のオブジェがあり、さながら酒神社という趣を呈してます。西条にある酒の神様として知られる松尾神社の神様も祀られていました。






 ちなみに安芸津には蔵元が二つあり、「富久長」の今田酒造は現在女性の杜氏さんです。





 

 このあたりで人気の食事スポットが「ドライブイン黒浜」です。瀬戸内ビューのロケーションで安芸津の海の幸を堪能できます。
 ドライブインというネーミングに昭和な響きを感じがありますが、グルメスポットとして有名店のようです。
 が、なんとオセオセでここでも食事をすることはできませんでした。


ドライブイン黒浜

食べログドライブイン黒浜




 安芸津から豊栄へ


 豊栄(とよさか)は東広島市の中心部にあります。のどかな農村地帯です。古き良き日本の田舎の風景が広がります。時間もゆっくりと流れている感じがします。このあたりは西条を基点としたサイクリングコースには最適だと思います。




 今回は、「トムミルクファーム」と「ケンコーきのこ園」が訪問の目的地でした。



トムミルクファーム
 一面の牧歌的風景。
 牛を見ていると和みます。


 ここのジェラートは絶品です。春には地元の食材を堪能できるファーマーズレストランもできるそうです。


ケンコーきのこ園



 椎茸の収穫体験ができます。
 ちょうど菌打ちした灌木をハウスの中に格納する作業をしていました。
 突然伺ったにもかかわらず作業しているおじさんが、椎茸栽培の工程を親切に教えてくれて、とても勉強になりました。





本宮八幡神社


 まず杉の巨木に驚きます。社叢が県の天然記念物に指定されています。
 石段を登りつめると社殿があり、朱色の社殿が美しいです。




 巨木に包まれ、本当に静かで気持ちが落ち着きます。いい気が漂っていて、パワースポットの趣を醸しています。



 東広島市は、山あり海あり酒ありうまいものありのありあり尽くしの豊かでいいところだなあというのが率直な感想です。

 この豊かな土地をどうやって巡るかというと、自転車がもっとも適していると思います。とにかく景色がいい。
 自転車愛好家向けに西条と広島空港を基点としたサイクルコースと農家の軒先などを利用して、休憩や整備なんかができるサイクル茶屋みたいなちょっとしたポイントを要所に作って自転車先進町として売り出したら面白いと思うのですが、いかがでしょう。

 結局、この日の食事にありつけたのは夜、広島駅構内の食堂での「お好み焼き」でした。

@
http://www.ukara.co.jp

2011-03-08 | Posted in うから日々のメモ(社員雑記)Comments Closed