出版便り

東京都戦災誌

「政府刊行物新聞」書評欄より  2005年8月20日号(No.924)
被害や復旧状況等の資料
 首都東京が兵火によって被害を被ったのは、明治維新の際における上野の彰義隊の変で付近一帯が焼き払われたときと、第二次世界大戦による戦災との二回である。
 第二次世界大戦でわが国の都市のこうむった戦災は東京をはじめ140都市におよび、その罹災者はおびただしい数にのぼった。これらの各都市がそれぞれ、どのようにして空爆から護るための対策を講じ、施策を行ったか、またそれにも拘わらず兵器の進歩や戦争科学の発展がそれらを追い越して多くの都市を焦土と化したか、またどのような応急措置を採ったのか等について詳しく記録に残しておくことは、諸都市の復興計画の上で必要なことであり、とくに首都としての東京の防空施策や戦争被害、あるいはその復旧状況等を一冊にまとめておく必要があるのではないかとの考えの下、昭和28年に東京都がまとめた行政文献資料が本書である。
 本書はこれまで一部行政関係者しか手にすることができなかったものを、50年を経て初めて公刊するものである。

 

 

2011-05-28 | Posted in 出版便りComments Closed 

 

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